(本記事は本編のネタバレを多大に含むので気になる方はここでバックしてください)
ゆるキャンの影響力は計り知れない。山より海派、そもそも屋外より屋内派の私をキャンプに誘ったのだから。
ゆるキャン△とは女子高生たちがキャンプをする話である。ストーリーは本当にそれだけである。
正直、日常系アニメが苦手なので(らきすたとかけいおんとか見たけどほぼ記憶に残ってない)敬遠していたのだが、やたら人気っぽかったのと作画が好きなのとAmazonプライムに入っていたから(最重要)、GWに1話だけ見た。気がついたら最終回まで見ていた。
ゆるキャン△は特に最近アニメを見なくなったアラサーに是非見て欲しい(もちろん全方面におすすめするけど)。理由は以下の2つだ。
1. ご飯がめっちゃ美味しそう
いわゆる飯テロがほぼ全回に渡って繰り広げられる。巨匠宮崎駿によって飯テロが遺伝子レベルで好きになってしまった我々には絶対に響く。女子高生が作っているのでそんなに手間がかからず、再現したくなること請負である。
肉まんをバターを敷いたホットサンドメーカーに挟んで焼くだけのやつ。皮のパリパリ感とバターの香りが格別。
マシュマロを焼く。この後チョコクッキーに挟んでスモアとして頂く。
餃子坦々鍋。レイアウトまで頑張って再現した。見た目地味だな…。餃子とネギ豆腐ニラもやしで坦々スープなので美味しくならないわけがない。
2. 価値観が好き
ダブル主人公のうちの一人(リンちゃん)はいわゆる一匹狼タイプでソロキャン(一人でキャンプすること)を好む。一方野クルこと野外活動サークルはみんなでワイワイキャンプする。ダブル主人公であるなでしこちゃんとリンちゃんが二人でキャンプをする回もある。
この「一人でも、二人でも、みんなでもそれぞれの楽しさがある」という多様性を尊重しているところが私はたまらなく好きだ。多くの作品は「一人よりみんなの方が楽しいよね!」という価値観を打ち出してくるが、ゆるキャンはみんなでキャンプをした後またソロキャンをしたりする。キャラ同士が仲良くはしているがその中であの子が苦手という気持ちもあったり、みんなでキャンプした後に普通にサークルへの入部を断ったり。でもそれを決して悪いものとして書かない。キャラ同士の自己主張と思いやりのバランスがよく、適度な距離感を持っている。自分もこういう人間関係を築くのが理想だと思える日常系はなかなか珍しい。どちらかと言うと女子高生ではなくアラサーの女友達っぽさを感じる。これが是非アラサー女子に見て欲しいと書いた所以だ。
主題歌もちょうどいいテンションなんだよなあ。
https://open.spotify.com/track/3V7mWY7bwabSRPOOuJ7rcN?si=92KlmVNRRUiQxJgoMBqDhQ
キャンプに行ってちょっとした新発見。Instagramの#キャンプ飯 タグが結構いいねをもらいやすいということ。キャンプクラスタもInstagramにいるらしい。
みんなもゆるキャン△見てキャンプしような!