本日2/11、けやき坂46(ひらがなけやき)のシングルデビューおよび日向坂46への改名が発表されました。
(他にも色々発表はありましたが、ビックニュースとしてはこの2つでしょう)
けやき坂46は日向坂46(ひなたざかふぉーてぃーしっくす)に生まれ変わりました👌🏻
— 日向坂46 (@hinatazakanews) February 11, 2019
これからも応援、よろしくお願いいたします‼️#日向坂46#けやき坂46https://t.co/JeQFhoDtjf
おそらく「けやき坂?欅坂は聞いたことあるけど何が違うの?」という方が世の中にはたくさんいると思うので、そういった方向けに、けやき坂改め日向坂46とは何かを解説します。(話を簡潔にするため一部端折ったりはしています。)
欅坂46は、乃木坂46に次ぐ坂道シリーズ第二弾のグループとして結成されました。(こちらも当初は鳥居坂46という名前から改名したのですが、それはまあどうでもいいです)
デビューシングルであるサイレントマジョリティーが大ヒット、同時にセンターの平手友梨奈ちゃん(私の推しメン)がデビューしたてとは思えない存在感を放ち話題になりました。
この欅坂46、実は結成時に一悶着がありました。
最終オーディションで、候補者の一人である長濱ねるちゃん(後に写真集がバカ売れする長崎の子)が、親からの反対により最終オーディションを辞退させられてしまうのです。
これに長濱ねるちゃんは猛反発。あまりに塞ぎ込むねるちゃんを見て、親はもう一度チャンスをくれないかと運営に相談します。それに対して運営はOKを出します。(そもそも合格させる気だったんでしょう)
ただ、これだとねるちゃんだけ最終オーディションを受けずに合格したことになり不公平になります。そこで運営は、「けやき坂46」という別グループを作り、ねるちゃんはそちらに加入させる、という結論を出します。
ここで、最終オーディションを通過した20名は「欅坂(漢字欅とも言う)」、長濱ねるちゃんは「けやき坂(ひらがなけやきと言う)」という住み分けができます。なお、サイレントマジョリティーに長濱ねるちゃんは参加しておらず、漢字欅20名で歌唱しています。
ねるちゃん一人だとグループと言えないので、すぐさま追加メンバーの募集が始まります。ここで加入したのが齊藤京子ちゃん、加藤史帆ちゃん、キャプテンの佐々木久美ちゃんなど、1期生と呼ばれる子たちです。
2. 長濱ねるの兼任時代
長濱ねるちゃんは持ち前の可愛さ、頭の良さ、漢字欅のメンバーとすぐに打ち解けられるコミュニケーション力をもってどんどん人気を上げ、欅坂46の2ndシングル「世界には愛しかない」以降は選抜入り、同時に漢字欅への兼任も命じられます。一方、けやき坂46メンバーはカップリング曲の歌唱を行います。
ここでどうしてももっと知られてほしいけやき坂46の代表曲、おそらく日向坂46になっても歌い続ける「誰よりも高く跳べ」を貼っておきます。ダンスが初々しいですが平成初期を思い出させてくれるような名曲です。
けやき坂46の、ねるちゃん以外のメンバーは、表題曲の選抜に選ばれることもなく、紅白などの大舞台に立つこともありませんでした。正確にはグループが違うので選抜への土俵にも上がらせてもらえず、乃木坂46のような「選抜に選ばれた人、そうでない人(アンダー)」というわけでもない。結構説明がしにくい体制が続いていました。
欅坂のライブにけやき坂も出演するようになったり、けやき坂単独でツアーをするようになり、唯一の兼任である長濱ねるちゃんの負担がとてつもないことになります。その結果、欅坂5thシングルをもってねるちゃんの兼任解除、欅坂46専任が発表されます。
3. 二期生、三期生の加入
ツアー途中での突然の長濱ねるちゃん兼任解除に加え、けやき坂46の二期生加入が発表され、グループとしては大きな動揺が走ります。今思うとこの辺りから完全分離に向かっていったのだと思いますが。。
そして加入した二期生。これがまた逸材揃いで、現セブンティーンモデルの小坂菜緒ちゃんや、けやき坂初の写真集を発売した渡邉美穂ちゃんを筆頭に、顔良しキャラ良しの個性派メンバーたちが加わり、けやき坂の人気・勢いはどんどん上がっていきます。この頃、漢字欅が平手友梨奈ちゃん筆頭に体調不良者続出で公演がなかなかできなくなり、それらがけやき坂の公演に振り替えられることがあって、そのハプニングをチャンスに変えたけやき坂は武道館公演を成功させ、単独デビューアルバム発売を果たします。
また、坂道合同オーディションに合格し、けやき坂唯一の三期生として加入した上村ひなのちゃん。長濱ねるちゃんを彷彿とさせる王道なルックスで既に人気は上がってきています。一人、というところも運営の多大な期待を感じさせ、エース候補の予感がします。
4. けやき坂から日向坂へ
ただ、けやき坂として人気が上がるにつれ、体制との歪みが出てきたのは事実です。欅坂46としてリリースしているシングルの売り上げには、けやき坂46のメンバーとの握手券の売り上げも含まれます。
けやき坂のメンバーは、自分たちは表題曲をもらえず、テレビにも出れず、人気の指標である握手の売り上げは別グループの売り上げに計上される、というなかなか不公平な状態におかれます。もちろん本人たちは表立って言いませんが、相当な不満が溜まっていたのかもしれません。
その状況を顧みて今回の「単独シングルデビュー&改名」という判断に至ったのだと思います。こうしてけやき坂46は欅坂46から名実ともに分離されました。
個人的にはこの判断、とても良いと思っていて、メンバーの反応も良かったしファンも概ね好意的に捉えているようです。
乃木坂は清楚、欅坂は迫力、けやき坂は「ハッピーオーラ」とよく言われていました。乃木坂にも欅坂にも無い底抜けの明るさと、バラエティでのキャラの濃さが彼女たちの魅力です。その一方、坂道特有とも言える顔面偏差値の高さも兼ね備えています。日向坂46という名前、新グループカラーの空色はさわやかな彼女たちにぴったりです。
まずは彼女たちの冠番組「ひらがな推し」を見て、デビューシングルを待ちましょう。